メインコンテンツまでスキップ
バージョン: 20 R6 BETA

On Clicked

コード呼び出し元定義
44D View Pro エリア - 4D Write Pro エリア - ボタン - ボタングリッド - チェックボックス - コンボボックス -ドロップダウンリスト - フォーム - 階層リスト - 入力 - リストボックス - リストボックス列 - ピクチャーボタン - ピクチャーポップアップメニュー - プラグインエリア - 進捗インジケーター - ラジオボタン - ルーラー - スピナー - スプリッター - ステッパー - タブコントロールオブジェクト上でクリックされた

説明

On Clicked イベントは、ユーザーがオブジェクト上でクリックしたときに発生します。

いくつかのフォームオブジェクトはキーボードからも操作可能です。 たとえば、チェックボックスがフォーカスを得ると、スペースバーでオン/オフを切り替えることができます。 この場合でも On Clicked イベントは生成されます。

On Clicked イベントは通常、マウスボタンが離されたときに生成されます。 しかし、いくつか例外があります:

  • 非表示ボタン: マウスがクリックされると、ボタンが離されるのを待たずに On Clicked イベントが生成されます。
  • ルーラー: オブジェクトメソッド実行 オプションが true に設定されていると、On Clicked イベントはクリックがおこなわれるとすぐに生成されます。
  • コンボボックス: On Clickedイベントは、割り当てられたメニューでユーザーが別の値を選択した場合にのみ発生します。 コンボボックス は、割り当てられたドロップダウンリストにデフォルト値が提供された、入力可能なテキストエリアとして扱われます。 つまり、コンボボックス内におけるデータ入力処理は、On Before KeystrokeOn After KeystrokeOn Data Change イベントを使用しておこなう必要があります。
  • ドロップダウンリスト: On Clicked イベントは、ユーザーがメニューで別の値を選択した場合にのみ発生します。 On Data Change イベントは、現在の値とは異なる値が選択されたときに、オブジェクトが操作されたことを検出することができます。
  • リストボックスの入力セルが 編集中 のとき、マウスボタンが押されると On Clicked イベントが発生するので、Contextual click コマンドなどを使用することができます。

On Clicked イベントのコンテキストにおいては Clickcount コマンドを使うことによってユーザーがおこなったクリック数をテストすることができます。

On Clicked と On Double Clicked

On ClickedOn Double Clicked オブジェクトイベントプロパティを選択したのち、FORM Event コマンドを使用してオブジェクト上でのクリックを検知し処理することができます。 FORM Event コマンドはユーザーアクションに応じ、On Clicked または On Double Clicked を返します。

両イベントがオブジェクトに対し選択されている場合、ダブルクリックがおこなわれるとまず On Clicked が、そして On Double Clicked イベントが生成されます。

4D View Pro

このイベントは、4D View Pro ドキュメント上でクリックが発生したときに生成されます。 このコンテキストにおいて、FORM Event コマンドによって返される イベントオブジェクト には以下のプロパティが含まれています:

プロパティ説明
codelongintOn Clicked
descriptiontext"On Clicked"
objectNametext4D View Pro エリア名
sheetNametextイベントが発生したシート名
rangeobjectセルのレンジ

例題

 If(FORM Event.code=On Clicked)
VP SET CELL STYLE(FORM Event.range;New object("backColor";"green"))
End if